みなさんマダニってご存知でしょうか?

先日、虫対策の記事にも書きましたがハチやアブなど少し厄介系の虫です。

キャンプに虫はつきものですが、特に厄介系の虫には要注意です。

吸血してくるマダニはもしかすると死に至ってしまう可能性もゼロではないという…危険すぎるでしょ!><

とにかく「ダニ」はたくさん種類があり、マダニだけでも数種類といます。私が調べた限りのメジャーなマダニの、今回はその対策と予防について書きたいと思います。

マダニの何が怖いか?

神戸市のホームページには

レジャーや野外作業、農作業等でダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有していた場合、感染症を発症することが知られています。
※感染症を引き起こすダニは「マダニ類」「ツツガムシ類」と言われており、食品・衣類や寝具など家庭内に生息するダニとは全く種類が異なります。
全てのマダニ類・ツツガムシ類が病原体(ウイルスや細菌)をもっているわけではありません。

神戸市ホームページより

と書かれていますが、全てのマダニ類・ツツガムシ類が病原体をもっているわけではありませんどれが持っててどれが持ってないかなんて見てわかるかっちゅうねん!という話で

マダニにかまれてうつる病気は、「日本紅斑熱 」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という病気だそうです。

こちらも神戸市ホームページに記載されているのでぜひ。

マダニのみならず、ダニに噛まれて怖いのは、噛まれたあと病気になってしまうのが怖いわけですね!

日本紅斑熱患者が増えていっています。

近年、春から秋にかけて、日本紅斑熱の患者発生数が増加傾向にあり、しかも、感染地のエリアも増えていっているそうです。

私兵庫県ですので、兵庫県のSFTS感染者数の表を貼り付けてみました。

神戸市ホームページより

少しずつですが、増えていってますね…

神戸市ホームページより

全国的にもマダニ発生エリアがどんどん拡大されていっているようです。

マダニの感染病

日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)

日本紅斑熱リケッチアという病原体の感染によって引き起こさるようで、発疹や発熱の症状が起こります。過去数件の死亡例があります。リケッチアを持っているマダニの子供はリケッチアを引き継ぐので永遠増えていくイメージです。

ツツガムシ病

ツツガムシに刺されて感染する病気です。感染2週間程度の潜伏期間後、悪寒と高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感の症状が現れます。そのような症状が出たらマダニやツツガムシに噛まれた可能性があるので必ずお医者さんへ行きましょう。

ダニ媒介性脳炎

フラビウイルスにる感染症。潜伏期間1週間~2週間で、悪寒と高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感。インフルエンザに似た症状かなと思います。そこから悪化すると、めまいや自律神経失調、歩行困難などかなり重篤な状態に。こちらも必ずお医者さんへ!

野兎病(やとびょう)

野生のウサギを触った際に感染することが多いことからその名前がついていますが、マダニからの感染してしまうことも。皮膚接触でも感染の可能性があります。発症するとな高熱に襲われます。潜伏期間は2週間。こちらも病院へ!

マダニの出やすいところ

マダニは主に、森林や草むら、ヤブに生息し、時には市街地にもいるようです。

キャンプ場にはもちろんのこと、普段生活している場所にも100%出ないとは言い切れないわけですね。ほんと迷惑でしかないです。

4月~10月は活動が盛んになるそうで(冬の時期にも出るそうです)、草むらなどに生息するそうなので、草むらに入ったり寝転んだりしないようにしましょう。

マダニ公開

個人的にあまり虫の写真は入れたくないのですが…

しかしマダニがどんなものか分かってないと意味がないので勇気を出して写真を載せておきます!

吸血前で3~4mm程度、吸血後は10mmぐらいになります。血を吸うのでその分膨れ上がるんでしょうかね…

マダニにかまれたら

無理に取ろうとしてはいけません!

マダニは口(牙のようなもの)を皮膚に刺し込んだあと、硬化する物質を唾液腺からだします。この硬化する物質は半日程度で硬化するため、そこから約1〜2週間は体から離れなません…(こぇ〜!)
焦って無理にマダニを引き抜こうと体を持って万が一体が潰れると、ウィルスの逆流により感染病に繋がる可能性を引き起こしたり、体内にマダニの頭部が残ってしまう可能性が高くなります。1〜2週を経過した後は硬化する物質溶かす液を唾液から出し皮膚から離れます。

体の部分は持たないこと!

マダニの体をつまむことにより、人体へウィルスを送り込んでしまう可能性があります。

ようするに、マダニに噛まれているところを発見したら自分で取ったりしようとしないことが大事です。

予防について

長袖・長ズボン。
暑い日に長袖長ズボンは正直ちょっと辛いところがありますが…
サンダルではなく靴を必ず履いたりしましょう。
できるだけ肌を露出しない服装を。

虫よけ剤。
ディートもしくはイカリジンには、マダニに対する忌避効果があります。虫よけ剤を使用することで、マダニはもちろん蚊に刺されるリスクも軽減できるでしょう。

ディートは体に良くないという話もありますので、使用方法等必ず調べてからのご使用を。

まとめ

マダニ…恐ろしい虫です…

まだキャンプ場で遭遇したことはないですが、それはもしかすると草むらにはあえて近ずいていないからかもれませんね。

みなさんももし今回でマダニについて知ったら草むらには極力近づかず、万が一かまれた場合は速攻で病院へっ!!